軟骨無形成(achondrogenesis)
・致死性四肢短縮型小人症の1疾患であり、type I(Parenti-Fraccaro)、type
II(Langer-Saldino)に分類される。type IIが8割。
・遺伝形式は常染色体劣性遺伝。男女比はほぼ1:1。
・四肢の短縮、小胸郭。
・type Iでは肋骨骨折(+)、骨短縮は骨端が拡大した形で“杯状”、長管骨の変形。頭蓋冠、椎体の骨化が不良。
・type IIでは肋骨骨折(−)、長管骨の変形(+)。頭蓋冠の骨化・椎体の骨化は良好。 ・羊水過多は40〜50%で認められ、胎児水腫を伴うこともある。
・死産例も多く、出生直後に呼吸障害で死亡。